クリント・イーストウッド監督主演のグラン・トリノを観ました。
前から噂は聞いていましたが、良い映画でした。
みんなの感想をみると、最高傑作だという人も多くいて、まあ、わからなくはないのですが
どこか既視感的なものを感じた私としては「最高傑作…うーむ」という感じです。
いや、めちゃくちゃ良い映画なのですが、定型にはまっているような気がします。
スタンダードということです。
スタンダードな内容を丁寧につくった感じでした。
でも、そこに込められた思いというのは、今風にいろいろ感じるところはあります。
アメリカとは何か?という感じもしなくありません。
そうだなぁ。他の視点でいうと、
日本では「色恋」ものしか最近はないのですが、主人公が、そろそろいい年齢のこのグラン・トリノには、当然「色恋」なんてほとんどありません。
ほとんどというのは、登場人物になくはないという事です。
しかし、その程度です。
そういういい年した爺さんが主人公で、なおかつ、そこそこイケているこの作品は、
ある意味高齢社会の高齢者の生き方についても語っているようです。
日本でも、こういう静かでしっかり心に染み入るような作品は、つくれないのかなぁと強く思います。
星は4つ!★★★★
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